「原始的アナログ修理」
左の写真のような特殊な金属の棒を使用して、ヘコミを裏側から押して修復する特殊技術を「デントリペア」といいます。
パテを使い塗装する板金塗装と違い、オリジナルの塗装を維持することが出来るのが最大の特徴です。
デントリペアで修復できるヘコミは大きさだけで判断することはできません。
ヘコミの場所、深さ、使用できる道具によって修復できる大きさが変わってくるからです。 状態によっては10cm位までの大きさが可能な事もありますが、1cm位の小さなヘコミでも、鋭く深く食い込んでいると修復出来ない事もありますので、実車で確認させて頂くこととなります。
*以下の画像はクリックで拡大します。
かつて「デントリペアはプレスラインの修理は出来ない」
デントリペアが日本に知られ始めた頃はそのように言われていたようですが、技術の進歩、道具の進化、現場技術者の知恵と工夫により、現在ではその様なことは無くなりました。
ヘコミの状態、場所、使用できる道具などの条件が揃えば、デントリペアを専門にしているショップであれば修復することが可能です。
塗膜がつぶれている為に、修復後でなければキズの確認が出来ないへこみもあります。
* 手のひらを広げなければ手のひらの”しわ”を確認出来ないのと同じ様なものと考えていただければ良いかと思います。
「キズはタッチペンで塗るのでヘコミだけでも修理してほしい」という方もおられるかと思います。
修理の過程でキズが更に広がる事も予想されますが、ヘコミだけの修理も可能です。
もちろんキズの修理を望んでいる方にはお薦め出来ません。
パテを入れて塗装をするか?
デントリペアで修復してタッチペンで塗るか?
どちらを選ぶかはお客様次第です。
ドア、フェンダー他、各パネルの縁回りや角部分は裏側から道具の入らない箇所なので修理することが出来ません。
デントリペアは塗装修理ではありません。
塗装のキズ、塗装の剥がれを修理する事はできませんので、フロントバンパーやリヤバンパーなどの樹脂部品を修理することは出来ません。
*重ね重ねになりますが、塗装のサビ等も勿論修理することは出来ません。
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